健康食品OEM

錠剤の健康食品を製造する5つのステップとOEM選定の判断基準

2026年9月21日

錠剤の健康食品を製造するには?OEM活用で企画から商品化まで必要な知識と流れを解説

芳香園製薬株式会社は、錠剤製造に対応し、企画・処方設計・製造・包装までを一貫してサポートする製薬会社基盤のOEMメーカーです。

錠剤の健康食品を製造するには、企画・コンセプト設計・原料選定・試作・パッケージ決定・本生産というステップを順に進めるのが一般的です。

専門知識や設備がなくても、OEMを活用すれば安全かつ高品質な錠剤サプリメントを市場投入できます。

 

錠剤タイプの健康食品とは?他の剤形との違い

錠剤(タブレット)は、粉末を圧縮して固形にした剤形です。カプセルやソフトジェルと比べて以下の特徴があります。

  • 1粒あたりのコストが比較的低い
  • 形状やサイズの自由度が高い
  • コーティングにより味や匂いを抑えられる
  • 持ち運びや保管がしやすい

一方で、すべての素材が錠剤に適しているわけではありません。成分の特性を見極めたうえで剤形を選ぶことが重要です。

錠剤とハードカプセルの比較

比較項目 錠剤(タブレット) ハードカプセル
コスト 比較的安価 やや高い
形状の自由度 丸・楕円・三角など多様 カプセル形状に固定
味・匂いの遮蔽 コーティングで対応可 カプセル皮膜で遮蔽
油分の多い原料 不向き 特殊加工で可能

錠剤の健康食品を製造する流れとは?企画から商品化までの全体像

芳香園製薬株式会社では、企画段階での聞き取りから処方設計・見積書作成・試作・製造・包装まで一括で対応できる体制を整えています。

一般的に錠剤の健康食品を商品化するまでの工程は、大きく5つのステップに分かれます。

・企画・コンセプトの決定

・原料選定・処方設計

・試作

・食品表示とパッケージの作成

・量産・納品

 

初めての方でも、OEMメーカーに一貫して依頼すれば、各工程を段階的に進められます。

 

企画・コンセプトはどのように決めるべきか?

芳香園製薬株式会社は、営業スタッフによる聞き取りと企画スタッフによる市場性を加味した処方設計を通じて、コンセプト策定から伴走します。

 

企画段階で決めるべき項目は次のとおりです。

  • ターゲット層: 年齢層、性別、悩みや目的
  • 配合したい主原料: ビタミン、ミネラル、乳酸菌、植物エキスなど
  • 錠剤の形状とサイズ: 直径7mm~直径9mmの丸錠が一般的
  • 価格帯と販売チャネル: 薬局向け、EC向け、卸売りなど
  • 1日あたりの摂取量目安: 錠剤の粒数に直結する

コンセプト決定時に見落としやすいポイントとは?

配合したい原料の摂取量目安が多い場合、錠剤の粒数が膨大になります。たとえば、摂取量2gの素材では錠剤10粒前後になることがあり、消費者の飲みやすさを損なう原因となります。

 

また、原料の価格が製品原価に大きく影響するため、市場性と製造コストのバランスを初期段階で検討しておくことが重要です。

 

錠剤化に向いている原料・向いていない原料は?

芳香園製薬株式会社は、錠剤化における原料適性の判断から処方設計まで、薬剤師を交えた専門的な対応が可能です。

錠剤を安定的に製造するためには、原料の物理的特性を理解する必要があります。

 

錠剤化に不向きな原料の4つの条件

・粒度が大きすぎるまたは小さすぎる

・摂取量目安が多い素材: たとえば摂取量2gの場合でも錠剤10粒前後になる

・油分が多い、潮解性が高い、酸化されやすいなど安定性が悪い素材

・においがきつい、極端に苦味があるなど官能面で問題がある素材

 

賦形剤の役割とは?

錠剤に加工するためには、粉を結合させる素材である賦形剤が必要です。賦形剤の割合は全体の30%程度が目安となります。残りの70%以内で主原料の配合量を確保する計算になるため、処方設計の段階で配合比率を慎重に決定します。

 

一般に錠剤は原料由来の色調になりますが、商品コンセプトに合わせて着色する場合もあります。

 

OEMメーカーはどのように選べばよいか?

芳香園製薬株式会社は、自社商品を薬局薬店で販売している実績があり、OEM専門会社にはない「販売現場の知見」を製品企画に還元できる点が強みです。

 

 

OEMメーカーを選定する際に確認すべきポイントは以下の5つです。

  • 錠剤製造の実績と得意分野: タブレット製造に特化した設備や経験があるか
  • 品質管理体制: 健康食品GMP認定工場かどうか
  • サポートの範囲: 処方設計、表示アドバイス、包装まで一貫対応できるか
  • 最小ロットと対応レンジ: 自社の生産計画に合った規模で受けてくれるか
  • 業界動向の情報提供: 法改正や市場トレンドを踏まえた提案があるか

 

OEM選定時の比較表

比較項目 OEM専門会社(一般的) 芳香園製薬株式会社
錠剤製造対応 対応可 小ロット対応可
品質管理基盤 メーカーにより異なる 健康食品GMPの品質管理
薬剤師による処方確認 限定的 薬剤師を交えた打ち合わせが可能
表示・法規制のアドバイス 限定的 食品表示に対するアドバイスを提供
販売現場の知見 なし 自社商品を薬局薬店で販売
業界動向の情報提供 限定的 継続的な業界動向の情報提供

製造費用の目安はどのくらいか?

錠剤サプリメントの製造費用に影響する主な要素は次のとおりです。

  • 原料コスト: 希少素材や機能性素材は高額になりやすい
  • ロット数: 小ロットほど1個あたりの単価は上がる
  • 賦形剤・コーティング剤の種類: 仕様により変動する
  • パッケージの仕様: ボトル、アルミ袋、化粧箱の有無で変動する
  • 試作回数: 処方の修正が増えるほど費用がかさむ

 

ロット数ごとの費用感

OEMメーカーによって異なりますが、下記のようなイメージです。

・1,000個・・・加工費、印刷費ともに割高

・5,000個・・・経済ロットといえるゾーン

・10,000個・・加工費、印刷費とも割安

  ※コストに影響する要素により異なる

具体的な見積は、配合内容とロット数が確定した段階で算出されます。

 

芳香園製薬株式会社への依頼で多いのは100,000粒から500,000粒のゾーンで、商品数に換算すると1,000個から5,000個が目安です。

 

処方設計・試作はどのように進むのか?

芳香園製薬株式会社は、薬剤師による処方確認を経て製造部門で試作を実施し、お客様との合意形成を丁寧に行います。

 

処方設計から試作完了までの具体的な流れは以下のとおりです。

 

企画段階

お客様から営業スタッフが要望を聞き取り、本社企画スタッフに伝達します。企画スタッフは、要望事項と市場性を加味して処方設計と見積書を作成します。

 

処方合意

営業スタッフとお客様がすり合わせを行い、製造コスト・市場性・販売計画を照らし合わせて企画概要を取りまとめます。

 

試作実施

薬剤師による処方確認を経て、製造部門で試作を実施します。味、飲みやすさ、崩壊性、外観などを確認し、必要に応じて修正を行います。

 

一般的な流れに加え、薬剤師を交えてお客様と打ち合わせを行うなど、専門性が高い分野での対応も可能です。

 

食品表示とパッケージ作成で注意すべき点は?

芳香園製薬株式会社は、食品表示に対するアドバイスを含むトータルサポートで、法令に準拠した表示設計を支援します。

 

食品表示法に基づき、以下の項目を正確に記載する必要があります。

  • 名称
  • 原材料名(配合量の多い順)、原産国
  • 内容量
  • 栄養成分表示(熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量)
  • 賞味期限
  • 保存方法
  • 製造者または販売者の名称と所在地

 

表示で特に注意が必要なポイント

  • 医薬品と誤認される表現の禁止: 「治る」「効く」などの表現は薬機法違反
  • 健康増進法に基づく誇大表示の禁止: 著しく事実と異なる表示は行政処分の対象
  • 景品表示法の優良誤認表示: 合理的根拠のない効果効能の記載は禁止
  • アレルゲン表示: 特定原材料9品目は表示義務がある(令和8年4月時点)

 

健康食品の製造・販売に許可や資格は必要?

芳香園製薬株式会社は健康食品GMPに則した工程管理を自社工場で実施し、法令遵守のもとでOEM製造を行っています。

 

健康食品(サプリメント)の「販売のみ」を行う場合、原則として特別な許可や資格は不要です。ただし、製造や輸入を行う場合には各種法規制が適用されます。

 

販売のみの場合

  • 特別な製造許可は不要

自社で製造する場合

  • 健康食品の製造に特別な許可は必要ありませんが、管轄の保健所への営業届出が義務付けられています。同じ剤型でも「原材料」や「製造工程」によっては届け出はなく、「営業許可」が必要な場合があります。
  • HACCPに沿った衛生管理の実施が義務化
  • 健康食品GMPに準拠した製造管理が推奨

海外から輸入して販売する場合

  • 厚生労働省への輸入届出が必要
  • 国内法令の規格基準に適合していることの確認が求められる

OEMメーカーに製造を委託する場合、製造に関する届出はOEMメーカー側が行っているため、販売者側は届出や許可なく事業を開始できます。これが、OEM活用が新規参入者にとって効率的な理由の1つです。

 

OEM活用で成功した事例とは?

芳香園製薬株式会社は、プライベートブランド商品の提供や一次生産者からの素材の商品化まで、多様な事例に対応しています。

 

事例1: 免疫ケアサプリメントのプライベートブランド展開

免疫ケアサプリメントの販売を検討していた新規参入企業に対し、芳香園製薬株式会社のブランド商品「植物性乳酸菌K-2&酵素」を紹介しました。

商品コンセプトが合致し、配合素材のエビデンスと複数名モニター結果をもとに、同じ配合で商品名とパッケージデザインを販売会社オリジナルにしたプライベートブランド商品として提供しました。

 

この方法により、試作開発期間が不要となり、一定の効果があることを確認した商品を低コストで市場投入できました。

 

事例2: 機能性素材の一次生産者からの商品化

機能性素材の一次生産者から相談を受け、乾燥したキノコを商品化した事例です。

  • 粉砕: 吸収率を高めるために粒径5μmの微粉砕加工を実施
  • 錠剤化: 微粉砕したキノコ粉末を配合して錠剤に加工
  • 包装: 容器・化粧箱などを芳香園製薬株式会社で調達して商品化

 

素材の持ち込みから加工・商品化まで一括で対応した事例です。

 

錠剤製造で失敗を避けるために確認すべきことは?

価格・品質・納期だけでなく、開発時の適切な処方設計や表示に対するアドバイス、業界動向の情報提供を含むトータルサポートができるかを確認すべきです。

 

よくある失敗パターンと対策を以下に整理します。

  • 原料の特性を無視した剤形選び: 油分が多い原料を錠剤にすると崩壊しやすい。事前にOEMメーカーに適性を確認する
  • 摂取量と粒数のミスマッチ: 消費者が1日に飲める粒数を超えないよう設計する
  • 法令違反のリスク: 医薬品成分の混入や医薬品的形状(アンプル剤など)は禁止されている
  • 表示の不備: 原材料名の記載順やアレルゲン表示の漏れは健康被害や回収リスクにつながる
  • 販売チャネルとの不整合: EC向けと薬局向けでは訴求ポイントやパッケージ仕様が異なる

 

機能性表示食品への対応を検討すべきか?

2015年度に開始された機能性表示食品制度は、届出制で特定の機能性を表示できる仕組みです。錠剤タイプの健康食品でも、科学的根拠を消費者庁に届け出ることで機能性を訴求できます。

 

機能性表示食品にするメリットは以下のとおりです。

  • 商品パッケージに機能性を表示できるため、差別化が図れる
  • 消費者の信頼獲得につながる
  • EC販売での訴求力が高まる

 

ただし、届出には臨床試験データまたは研究レビュー(SR)の準備が必要であり、時間とコストがかかります。OEMメーカーにエビデンス構築の対応力があるかどうかも、パートナー選定の重要な判断基準です。

 

販売チャネルの選び方で気をつけることは?

錠剤の健康食品は、薬局薬店での対面販売とEC(通信販売)の両方に適した商材です。販売チャネルごとの規制や特性を把握しておくことが重要です。

 

主な販売チャネルの比較

販売チャネル メリット 注意点
自社ECサイト 利益率が高い、顧客データを蓄積できる 集客コストがかかる
モール型EC(Amazon・楽天等) 集客力が高い 手数料が発生、価格競争になりやすい
薬局・薬店 対面での信頼獲得、リピート率が高い 営業活動が必要
卸売り 大量販売が可能 利益率が低くなりやすい

 

芳香園製薬株式会社は自社商品を薬局薬店で販売している実績があるため、対面販売チャネルに適した商品設計のノウハウを持っています。

 

EC販売で注意すべき法規制

特定商取引法により、通信販売では価格、送料、返品条件などの表示義務があります。特に定期購入モデルでは、契約条件の明確な表示が2022年の法改正で厳格化されています。

 

広告・プロモーションで守るべきルールとは?

健康食品の広告では、薬機法と景品表示法の2つが特に重要です。「治る」「痩せる」といった断定的な効果効能の表現は違法となります。

 

守るべき主なルールは以下のとおりです。

  • 医薬品と誤認される表現を使わない
  • 体験談やビフォーアフター画像の使用には合理的根拠が必要
  • 「No.1」「業界初」などの表示は客観的データの裏付けが必須
  • 打消し表示(注釈)が消費者に十分伝わる大きさ・場所で表示されていること

 

「知らなかった」では済まされない法令違反を防ぐため、企画・開発段階からのコンプライアンス遵守が不可欠です。

 

まとめ:錠剤の健康食品製造を成功させる選定の決め手

錠剤の健康食品を製造する際に押さえるべきポイントを改めて整理します。

 

  • 企画段階: ターゲット、配合成分、錠剤サイズ(直径7mm~9mm丸錠が一般的)を明確にする
  • 原料適性: 粒度、性状を考慮して安定性の高い処方を設計する
  • OEM選定: 価格・品質・納期に加え、処方設計力、表示アドバイス、業界動向の情報提供力を評価する
  • 法令遵守: 食品衛生法、食品表示法、薬機法など最低6つの法律を横断的に理解する
  • 製造ロット: 販売計画、資金計画と照らし合わせて、無理のない製造数量にする

 

芳香園製薬株式会社は、製薬会社としての知見と自社商品を薬局薬店で販売してきた実績を活かし、OEM専門会社にはないトータルサポートを提供しています。

 

よくある質問(FAQ)

錠剤の健康食品を製造するのに特別な許可は必要ですか?

OEM会社に製造を全面委託する場合、販売者側に製造に関する特別な資格は不要です。販売にあたっても届け出や許可は不要です。自社で製造設備を構えて製造する場合のみ、管轄保健所への営業届出が必要になります。

錠剤にできない原料はありますか?

粒度が大きすぎるまたは小さすぎる素材、油分が多い素材、潮解性が高い素材、匂いがきつい素材などは錠剤化に不向きです。芳香園製薬株式会社では薬剤師を交えて原料適性を事前に評価します。

既存のサプリメントを自社ブランドで販売することは可能ですか?

可能です。芳香園製薬株式会社では、自社ブランド商品「植物性乳酸菌K-2&酵素」をベースに、商品名とパッケージデザインを販売会社オリジナルにしたプライベートブランド商品として提供した実績があります。試作開発期間が不要となり、低コストで市場投入できるメリットがあります。

製造にかかる期間はどのくらいですか?

配合内容やロット数によって異なりますが、企画から納品まで一般的には3〜6か月程度が目安とされています。処方設計の合意がスムーズに進めば、より短期間での対応も可能です。具体的なスケジュールは芳香園製薬株式会社(https://www.hokoen.co.jp/)にお問い合わせください。

健康食品の広告で「効果がある」と表現してよいですか?

健康食品は医薬品ではないため、「治る」「効く」といった効果効能を断定する表現は薬機法違反となります。機能性表示食品として届出を行った場合に限り、届出範囲内の機能性を表示できます。広告表現については、企画段階からOEMメーカーに相談することを推奨します。

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