
良い化粧品とは
2021年2月17日
皆さんが思い浮かべる「良い化粧品」とは、どんな化粧品でしょうか?
テレビやインターネットで紹介される、華やかな化粧品でしょうか?
それとも、高価な化粧品でしょうか?
使っただけで、若返る魔法のような化粧品でしょうか?
化粧品製造業者である弊社にとっての「良い化粧品」は、少し認識が違います。
設計どおりに製造され、製品品質が保証されている化粧品こそ、「良い化粧品」です。
弊社は、医薬品の製造業の業許可を有しています。
医薬品は「安定性、有効性、品質」が求められます。
しかし、化粧品では求められる品質特性が異なります。
化粧品には、医薬品のように『有効成分』という概念は存在しません。
配合される全ての成分は、医薬品で言うところの『その他の成分』という位置づけです。
そこで化粧品では、「安全性、品質、使用特性」が高いレベルで求められます。
■安全性
皮膚刺激、経口毒性、異物混入、破損等無きこと等
■品質
変質、変臭、微生物汚染等無きこと等
■使用特性
肌なじみ、しっとり感、さっばり感、香り、色つき、化粧もち等
化粧品は色々な使われ方をしますし、使われる期間も様々です。
化粧品は使用環境や使われ方・使う人など様々な要因で、二次汚染の可能性が高いものです。
化粧品製造業社・製造販売業社は、二次汚染を前提とし、製品の開発・生産・品質保証の責任を負っています。
そのため製造現場では、下記のことを、しっかり管理しながら製造しています。
・品質的に優れていること
・成分が正しく含まれていること
・成分が均質であること
・使用期間内に分解や変質をしないこと
・他の製品の成分が混同しないこと
そのため、製造の現場では作り込む手順及び基準の設定、実施したことを証明できる記録をしています。
化粧品の製造は、責任ある仕事で少しも気が抜けないのです。(記 K. M.)