
シュリンク包装
2021年4月5日
OEM製品を製造するにあたり、お客様からシュリンク包装のご要望が多くあります。
弊社でも製品の仕上げにシュリンク包装することが多くあります。
《シュリンク包装とは》
シュリンク包装は、清涼飲料水などのPETボトルや調味料などの食品・化粧品・医薬品・生活用品など広い分野で採用されている包装仕様です。
熱を加えることで収縮するフィルムの性質を利用し、容器などにそってぴったり収縮させる包装です。
《シュリンク包装のメリット》
・製品の保護
⇒容器全体を覆うため、製品の保護・異物混入防止効果があります。)
・意匠性(デザイン)
⇒表示面積やデザイン面が大きいため、製品のPRに適しており、注意表記の多い薬品関係でも重宝されています。
・集積
⇒複合製品を1つにまとめることもできます。
《シュリンク包装機の種類》
・シュリンクトンネル
・工業用ドライヤー(ヒートガン)
数量が少ない場合や手直しの時は、工業用ドライヤーを使用することが多いです。
《シュリンクの種類》
・容器の一部を覆うもの
⇒ラベルシュリンク、キャップシュリンク、Rシール
・容器全体を覆うもの
⇒L型シュリンク、ピローシュリンク
弊社のOEM製造は、多品種、小ロットが多く、工業用ドライヤーでのシュリンク包装をすることが多いです。
簡単にできると思われがちなシュリンク包装。
実は工業用ドライヤーでのシュリンクは、経験と技術が必要です。
初めてシュリンクをする際は、ドライヤーの熱風の加減がわからないため、シュリンクフィルムに必ず穴が開いてしまいます。
何度やっても穴が開きます。
これはいくら言葉で教えてもできません。
何度も何度も失敗しながら、その技術を体の記憶としてしっかり身につけなければできません。
弊社の工場には、長いキャリアで高い技術を身につけた作業者が多く在籍しています。
様々なご要望に対応できるよう、日々製造や仕上げに取り組んでおります。
仕上げに関しても、お客様の満足のいく品質を追求しています。(記 K. M.)