
手洗い
2021年2月4日
健康食品GMPの製造所の構造設備基準には、従業員のための手洗い設備及び手指の消毒設備を設置することが、基準として示されています。
新型コロナウィルスを含む感染症対
策の基本でもある「手洗い」は、製造所内でも重要です。
手の汚れが残りやすいとこは、指先、指の間、親指の周り、手首、手のしわです。
公益社団法人日本食品衛生協会で推奨される衛生的な手洗い方法を紹介します。
①流水で手を洗う
②洗浄剤を手に取る
③手のひら、指の腹面を洗う
④手の甲、指の背を洗う
⑤指の間(側面)、股(付け根)を洗う
⑥親指と親指の付け根のふくらんだ部分を洗う
⑦指先を洗う手首を洗う(内側、側面、外側)
⑧洗浄剤を十分な流水でよく洗い流す
⑨手をふき乾燥させる(タオル等の共用はしないこと)
⑩アルコールによる消毒
(爪下、爪周辺に直接かけた後、手指全体によく擦り込む)
※2度洗いが効果的です。
2〜9までの手順を繰り返し、2度洗いで菌やウィルスを洗い流しましょう。
<手洗い前の注意事項>
・爪は短く切る
・マニュキュアは塗らない
・時計を外す
・指輪をはずす
手洗いの様々な研究では、手洗い後に爪部分に汚れが残りやすいことが指摘されています。
爪の溝などにたまった汚れをしっかり落とすには、爪ブラシを使用します。爪ブラシを使用することにより、短時間で効果的な手洗いができます。
(ブラシ自体を消毒する・十分な個数を準備する、などブラシを衛生的に扱うことが不可欠です)
余談ですが、学校給食法に基づく学校給食衛生管理基準では、学校給食従事者の手洗い施設には爪ブラシを常備することが義務付けられています。
当然のことですが、弊社の作業担当者は、常に衛生的な手洗い方法を遵守し、日々製品を製造しています。(記 K. M.)